ビタミンCスキンケア成分の種類と美容効果|相性と選び方

ビタミンC化粧品なのに、成分表示に「ビタミンC」が見当たらない。

実は、多くのビタミンC製品の表示名は「L-アスコルビン酸」が主流として、

他にも多様な種類があり、それぞれ形態や効果が異なります。

ビタミンCスキンケアのお肌への効果と

ビタミンCは抗酸化物質で、フリーラジカルによる損傷から体の細胞を保護し紫外線からのダメージから守ります。

他にもコラーゲンの生成増やし小じわやしわを和らげ、色素沈着を薄めます(斑点やニキビ跡など)。

簡単にまとめると、ビタミンCは肌を明るくし、アンチエイジング成分として活用します。

「L-アスコルビン酸」と2つのデメリット

L-アスコルビン酸(L-AA)はスキンケア製品に使用されるビタミンCの最も好ましい形態で、

ビタミンCの活性型(体がすぐに吸収できる形)であり、皮膚に自然に存在し、皮膚生物学におけるその役割が立証されていることからスキンケア製品に含まれます。

しかし、欠点が2つあります。

  1. 非常に不安定な成分で酸化しやすい
  2. スキンケアの間隔が必要

安定性を維持するために低いpHを必要とするL-AAの欠点として、スキンケアルーチンの次のステップに進む前に10〜20分の待ち時間が必要になることです。

「ビタミンC誘導体」という形態

他のビタミンCは誘導体と呼ばれ、肌に影響を与える前に、まずアスコルビン酸に変換する必要があります。

L-アスコルビン酸(L-AA)だけに固執しないのはなぜか、というとL-AAは非常に不安定な成分であり、配合するのが難しいということです。

水溶性の場合3.5以下のpHを必要とします。

取扱いを間違えると酸化しやすくなり、皮膚の炎症の原因や、ニキビを悪化させる元となります。

また、製品のL-AAが酸化すると、効果がなくなります。

そのような欠点から開発されたのが以下7種類のビタミンC誘導体です。

  1. アスコルビルリン酸ナトリウム(SAP)
  2. アスコルビルリン酸マグネシウム(MAP)
  3. パルミチン酸アスコルビル(AA-PAL)
  4. アスコルビルテトライソパルミチン酸(VC-IP)
  5. アスコルビルグルコシド(AA-2G)
  6. アスコルビル2-リン酸6-パルミチン酸(APPS)
  7. 3-O-エチルアスコルビン酸(EAC)
ナチュールシー

ビタミンC誘導体の種類と相性

アスコルビルリン酸ナトリウム(SAP)

アスコルビン酸の水溶性前駆体で pHが約7 で最も安定しているため、敏感肌にはL-AAに比べて肌に優しいです。

人間の皮膚での研究では、SAPが皮膚を紫外線から保護し、皮膚の色素沈着を減らし、コラーゲンの生成を増加させることを示しています。

この形態のビタミンCが、ニキビの原因となる細菌であるプロピオニバクテリウムニキビに対して効果があることが示されています。

おすすめはiherbで購入できるMad HippieビタミンCセラムです。

ビタミンE、フェルラ酸、ヒアルロン酸、コンニャクルートパウダー、グレープフルーツ、カモミールエキス、クラリーセージなども含まれているため、

成分の相性が良く相乗効果が期待できます。

アスコルビルリン酸マグネシウム(MAP)

SAPと非常に類似しているアスコルビン酸の水溶性誘導体pH7の中性で安定的な成分です。

L-アスコルビン酸が最も優れた抗酸化力を持っていますが、MAPは、アスコルビン酸や他の誘導体よりも皮膚内部の水分補給を改善できます。

皮膚がL-AAに対して敏感な場合、ルーチンでビタミンCを使用したい場合は、MAPが良い代替手段になる可能性があります。

日本では入手が難しいアメリカの「NuFountain CelSignal MAP」が人気。

ビタミンC誘導体MAP、ヒアルロン酸(ビタミンB3)、ナイアシンアミドを含むセラム

パルミチン酸アスコルビル(AA-PAL)

脂溶性のビタミンC誘導体です。

アスコルビン酸と同様に、このビタミンC誘導体も安定性を維持するために低いpHを必要とします。

アスコルビルテトライソパルミチン酸(VC-IP)

油溶性で、アスコルビン酸とイソパルミチン酸に由来しています。

5以下のpHで安定し、空気と水中でも最大18か月間安定しているという特徴があります。

研究では表皮(皮膚の最上層)と真皮(皮膚の最深層)の両方に浸透することが示されています。また、他のビタミンC誘導体と比較した場合、皮膚内でアスコルビン酸への変換率が高いことも示されています。

抗酸化剤として機能し(フリーラジカルによる損傷を防ぎ)、メラニンの生成を減らし、コラーゲンの生成を促進します。

ビタミンCと相性の良い成分

  1. ビタミンE
  2. トコフェロール
  3. グルタチオン
  4. フェルラ酸

成分リストで、ビタミンCとEの両方、またはL-アスコルビン酸とトコフェロールの組み合わせは相性が良くうまく機能します。

ビタミンEはビタミンCを安定化させ、肌を最大限に保護します。グルタチオンの抗酸化物質もビタミンCとの組み合わせが◎

また、フェルラ酸に関しては以下の記事で詳しくまとめています。

ビタミンCセラムを選ぶときの注意点

空気、光、熱にさらすとセラムが酸化する可能性があります。エアポンプではなく、薬のスポイトによる暗いガラスのボトルに入った製品がおすすめです。

製品の保存期間を延ばすために冷蔵庫に保管することも推奨しているブランドもあります。