ヒルトンアメックスは年会費が必要なクレジットカードなため、元をとれるか不安ですよね。
ヒルトンアメックスを保有することで、どのような特典を享受できるのか、デメリットも明示した上で解説します。
この記事を読むと、納得した状態で不安なく「ヒルトンアメックスカード」を申込めるでしょう。
ヒルトンアメックスカードとは
ヒルトンアメックス4つの共通特典
ヒルトンアメックス一般カードがおすすめの人2つの特徴
ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめの人5つの特徴
ヒルトンアメックス入会特典
ヒルトンアメックスのデメリット3つ
ヒルトンアメックスカードとは
ヒルトンアメックスカードはヒルトンとアメリカンエキスプレス(アメックス)が提携して発行するクレジットカードです。
カード種類は以下2つあります。
- ヒルトンアメックスカード
- ヒルトンアメックスプレミアムカード
どちらのカードも以下に該当する人にとってはメリットが多いカードと言えます。
旅行好きで高級ホテルを楽しみたい人
年間150万円以上のクレカ決済する人
カード利用で効率的にマイルを貯めたい人
カード利用に応じて、ヒルトンの最高級ホテルに毎年無料宿泊できる特典がついているので、旅行好きな人は持っておいて損のないカードと言えます。
↓ 無料宿泊できるホテルの一例 ↓
価格:ヒルトン公式サイト参考(2023年現在)
無料宿泊に加え、無料で朝食やエグゼクティブラウンジという通常は有料であるサービス(場合によっては1人1万円以上)が利用が可能で、ラグジュアリーなホテルステイが味わえます。
さらに現在キャンペーンを開催しており、ポイントを獲得後すぐに高級ヒルトン系ホテルに無料宿泊が可能です。
高く感じる年会費ですが、1日あたりわずか「183円」なのでスタバのコーヒー1杯より安いのに、この上ない幸福感をヒルトンホテル無料宿泊特典(2泊)で味わえます。
ちなみにクレカの申込方法によって獲得ポイントが異なります。
一般カード | プレミアムカード | |
---|---|---|
入会特典ポイント(入会後3ヶ月で30万円以上のカード利用) | 16,000ポイント | 39,000ポイント |
ダイヤモンド会員については、以下の記事でより詳しく解説しています。
有効期限 | 1年間 |
対象ホテル | 世界のヒルトン・オナーズホテルのスタンダードルーム ※高級ホテル(コンラッド等)も対象 |
利用可能日 | 金~日曜日 |
日本国内の対象ホテルは以下すべてです。
北海道
中国
九州・沖縄
対象外のホテルは、All-Inclusive PropertiesとDistinctive Propertiesのみです。
参考:対象外ホテル
❸空港ラウンジが利用できる
ヒルトンアメックス保有で、国内28空港(38か所)、海外1空港の空港ラウンジを無料で利用できます。
空港ラウンジでは、ソフトドリンクが無料でいただけることに加え、WiFiも無料利用できるためゆったりした時間を過ごせます。
アメックス公式サイトの利用空港一覧からも確認できます。
北海道
- 新千歳空港 |スーパーラウンジ
- 函館空港 ビジネスラウンジ|A Spring
東北
- 青森空港 |エアポートラウンジ
- 秋田空港 |ロイヤルスカイ
- 仙台空港 |ビジネスラウンジ
関東甲信越
- 成田国際空港第1ターミナル| IASS Exective lounge1
- 成田国際空港第2ターミナル| IASS Exective lounge2
- 羽田空港第1ターミナル|POWER LOUNGE NORTH・SOUTH
- 羽田空港第2ターミナル|エアポートラウンジ
- 羽田空港第2ターミナル|POWER LOUNGE NORTH・CENTRAL
- 羽田空港第3ターミナル SKY LOUNGE
- 新潟空港 エアリウムラウンジ
中部北陸
- 中部国際空港 プレミアムラウウジセントレア
- 富山空港 らいちょう
- 小松空港 スカイラウンジ白山
- 関西国際空港 六甲/金剛/アネックス六甲
- 大阪国際空港(伊丹空港)ラウンジオーサカ
- 神戸空港 ラウンジ神戸
中国四国
- 岡山空港 ラウンジマスカット
- 広島空港 ビジネスラウンジ「もみじ」
- 米子空港 ラウンジDAISEN
- 山口宇部空港 ラウンジきらら
- 高松空港 ラウンジ讃岐
- 松山空港 ビジネスラウンジ
- 徳島空港 「ヴォルティス」
九州沖縄
- 北九州空港 ラウンジひまわり
- 福岡空港 くつろぎのラウンジTIME
- 熊本空港 ビジネスラウンジ
- 長崎空港 ビジネスラウンジ「アザレア」
- 大分空港 ラウンジくにさき
- 鹿児島空港 スカイラウンジ菜の花
- 那覇空港 ラウンジ華~hana~
❹カード付帯保険が充実している
ヒルトンアメックスカードはヒルトンとアメリカンエキスプレスカードが提携発行しているカードです。
そのため、ヒルトンの特典だけでなく、アメックスが提供するサービスや優遇が受けられる点も魅力になります。
アメックスの付帯保険は他カードブランドと比較しても手厚く、付帯補償も充実しているため1枚もっておくとお買い物・旅行面での恩恵が多いです。
ヒルトンアメックスカード(プレミアム)詳細情報
年会費(本人) | 66,000円 |
年会費(家族カード) | 1~3枚目:無料 4枚目以降:13,200円 |
ポイント還元率 | 3.0% |
空港ラウンジ利用 | 可能 |
ヒルトン会員ステータス | ゴールド会員 / ダイヤモンド会員(年間200万円のカード利用) |
無料宿泊特典 | 無条件:1泊 / 年間300万円以上の決済でさらに1泊追加 |
海外旅行保険 | 最高10,000万円 |
年会費|66,000円
ヒルトンアメックスプレミアムカードの年会費は66,000円です。
初年度は入会特典で44,000ポイントも獲得できて、すぐにヒルトン系列高級ホテルに無料で宿泊が可能です。
カードを継続利用すれば、ヒルトン系列ホテルに1泊無料宿泊ができるので年会費を以上の価値が得られます。
年間300万円のクレカ決済で、追加で1泊分の無料宿泊特典がもらえるのでさらにお得です。
無料宿泊特典は、ROKU KYOTO/コンラッド東京等の1泊7万円は超の高級ホテルにも利用できます。
ポイント還元率|3.0%
ヒルトンアメックスプレミアムカードのポイント還元率は驚異の3.0%とかなりの高還元率です。
参考:クレジットカードの還元率
一般的な還元率は0.5%程度ですが、1.0~1.25%以上の還元率となっているカードは高還元率カードと言われています。高還元率カードの特徴としては大きく2つあり、1つ目はどこで利用しても一律の高還元率のカード。2つ目は、一般的な利用では、0.5%程度の還元率だが、特定の利用方法では通常の2倍~5倍の高還元率となるカードがあります。
引用:価格ドットコム
ヒルトンアメックスカード(一般)詳細情報
年会費(本人) | 16,500円 |
年会費(家族カード) | 1枚目:無料 2枚目以降:6,600円 |
ポイント還元率 | 2.00% |
空港ラウンジ利用 | 可能 |
ヒルトン会員ステータス | ゴールド会員 |
無料宿泊特典 | 年間150万円以上決済で1泊 |
海外旅行保険 | 最高3,000万円 |
ヒルトンアメックス一般・プレミアムカードどっちがいい?違い4つ
選ぶべきカード種類は、月間のクレジット利用額やヒルトンホテルでの過ごし方により異なります。
一般カード / プレミアムカードの主な違い
❶年会費
❷ヒルトンオナーズ会員(プレミアムはダイヤモンドが目指せる)
❸ポイント付与
❹ウィークエンド無料宿泊特典
どちらのカードを選んでも入会時ヒルトンオナーズゴールド会員が付帯しているので、国内旅行・海外旅行の宿泊時朝食が2名分無料になります。
さらに、ヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)優待が付帯していて、一般カードは実質年会費無料で、プレミアムは年会費無料になります。
以下3つに該当したらヒルトンアメックス一般カードがおすすめです。
ヒルトンアメックス一般カードがおすすめの人
- 月々のクレカ決済額が10万円前後
- 宿泊オプションは豪華でなくても朝食が無料になるだけで充分
逆に以下3つの項目に該当する方はヒルトンアメックスプレミアムカードがおすすめです。
ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめの人
- ヒルトン系列最高級ホテルの無料宿泊を年2回したい
- クレカ決済を年間300万円する
- スイートルームへの無償アップグレードの特典が欲しい
- 軽食やアルコールが楽しめるエグゼクティブラウンジ無料で利用したい
- クレジットカードをヒルトンアメックスプレミアムをメインに使う予定
以下で詳しく解説していきます。
ヒルトンアメックス一般カードがおすすめの人
ヒルトンアメックス一般カードがおすすめな人は2つに該当する人です。
❶月々のクレカ決済額が10万円前後
月々のカード決済額が10万円程度で、年間150万円前後の利用額になる見込みの方はヒルトンアメックス一般カードがおすすめです。
なぜなら、ヒルトンアメックスカードのクレカ決済額の利用に応じて付与される特典が異なるからです。
年間のカード決済額に応じて付与される特典は以下の通りです。
カード種類 | 年間カード利用額 | 特典内容 |
---|---|---|
ヒルトンアメックスカード | 150万円 | 無料宿泊1泊 |
ヒルトンアメックスプレミアム | 200万円 | ヒルトンオナーズダイヤモンド会員付与 |
300万円 | 無料宿泊2泊目付与(1泊は無条件に付与されている) |
つまり、ヒルトンアメックスを保有し、年間で自身かカードをどのくらい決済するのかの総額を考えるとカード種類選びに役立つでしょう。
❷宿泊時に朝食が無料になるだけで充分
ヒルトンアメックスカード保有者は、ヒルトン系ホテル宿泊時に本会員+同伴者1名の朝食が無料になります。
ヒルトンアメックスカード種類に関わらず「ヒルトンオナーズゴールド会員」が入会時典で付与されるため、カードを受領しすぐに宿泊しても朝食無料の恩恵が受けられるのです。
年間決済額が200万円まで届かないけど、「ヒルトン宿泊時に朝食が無料になるのだけでも充分嬉しい!」という方はヒルトンアメックス一般カードを選ぶと後悔がないでしょう。
ヒルトンオナーズゴールド会員に関しては、以下の記事で解説しています。
ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめの人
ヒルトンアメックス一般カード同様に、プレミアムカードも「ヒルトンオナーズゴールド会員」特典が享受できます。
しかし、プレミアムカードの場合はさらに+αの優遇が受けられる可能性が広がります。
ヒルトンアメックスプレミアムカードがおすすめな人は以下の通りです。
❶ヒルトン系列最高級ホテルの無料宿泊を年2回したい
ヒルトンアメックスプレミアムカードを保有し年間300万円以上利用すると、翌年ヒルトン系列ホテルでの宿泊が年2回無料になります。
詳細を説明すると、ヒルトンアメックスプレミアムカードは保有しているだけで翌年無料宿泊特典が1泊付与され、年間300万円のクレカ決済でさらにもう1泊が付与されるしくみです。
日本国内のヒルトンホテルすべてが対象なため、いつもは高額で躊躇するようなホテルへも無料で宿泊できるのが魅力です。
↓ 無料宿泊できるホテルの一例 ↓
価格:ヒルトン公式サイト参考(2023年現在)
❷スイートルームへの無償アップグレードの特典が欲しい
ヒルトンアメックスプレミアムカード保有者は、ヒルトン系ホテルの無償アップグレードの上限がスイートルームまで期待できます。
対して、ヒルトンアメックスカードの場合、エグゼクティブルームまでのアップグレードを上限としているため、スイートルームへの無償アップグレードはされません。
「せっかくヒルトンアメックスを保有するなら、最上級ランクのスイートルームを希望したい!」という方には、プレミアムカードがおすすめです。
❸軽食やアルコールが無料のエグゼクティブラウンジを利用したい
ヒルトンアメックスプレミアムカードの保有者「ダイヤモンド会員」は、ヒルトン系列ホテル滞在時に会員ラウンジである「エグゼクティブラウンジ」で軽食・ドリンクが無料で楽しめます。
エグゼクティブラウンジは以下の限られた人のみが利用できる専用ラウンジです。
エグゼクティブラウンジ利用対象者
- エグゼクティブルームまたはスイートルームの宿泊者
- ヒルトンオナーズ「ダイヤモンド会員」
ヒルトンアメックスプレミアムカードの保有のみだとエグゼクティブラウンジは利用できませんが、
年間決済額が200万円を超えると「ヒルトンオナーズダイヤモンド会員」が付与されることでエグゼクティブラウンジが利用できるしくみです。
❹メインカードにする予定で、ポイント還元3%に魅力を感じる
ヒルトンアメックスプレミアムカードのポイント還元率は、驚異の3.0%です。
一般的な無料のクレジットカードの還元率は0.5%で、有料のクレジットカードの還元率は1.0%であることから、3.0%がかなりの高還元率であることがわかります。
さらに、ヒルトンホテル内でヒルトンアメックスプレミアムカード決済をすると7.0%ポイント還元されるため、ポイントがざくざく貯まります。
❺ヒルトン宿泊時に朝食無料の+αの優遇を受けたい
ヒルトンアメックスプレミアムカードも、ヒルトンアメックス一般カード同様に、カード入会時典で「ヒルトンオナーズゴールド会員」が付与されます。
そのため、ヒルトン系ホテルへの滞在時に朝食が無料になりますが、プレミアムカード保有者は年間200万円のクレカ決済で「ヒルトンオナーズダイヤモンド会員」を得ることができます。
ダイヤモンド会員になることで、ゴールド会員よりもさらに受けられる優遇が増える魅力があります。
具体的な特典・優遇内容は以下の記事で解説しています。
プレミアムカードのみのお得なメリット2つ
プレミアムカードのみのお得なメリットは2つあります。
プレミアムカードのみのメリット
❶年間200万円のカード利用でダイヤモンド会員になれる
❷カード継続利用特典で2泊(1泊分は年間300万円の決済必要)
ヒルトン・オナーズ(ヒルトンの会員プログラム)でダイヤモンド会員になると、軽食・アルコールが無料のエグゼクティブラウンジが利用できたり、スイートルームへのアップグレードもあり、ワンランク上のホテルステイが楽しめます。
決済額のハードルはあるにせよ、滞在1回で一般カードとプレミアムカードの年会費の差額分以上の価値に値します。
ワンランク上の贅沢ステイにしたい方には、プレミアムカードを選びダイヤモンド会員を目指すと毎年の楽しみが得られるでしょう。
ヒルトンアメックス入会特典
ヒルトンアメックスに入会し、入会後3ヶ月以内に30万円のカード決済をするとポイントボーナスが獲得できます。
ヒルトンアメックスプレミアムの入会特典
ヒルトンアメックスプレミアムの入会時ポイント獲得条件は以下の通りです。
入会後3ヶ月以内30万円以上のカード利用 | 30,000ポイント |
通常利用分 | 9,000ポイント |
合計 | 39,000ポイント |
入会後3ヶ月以内30万円以上のカード利用で、通常利用ポイントと合わせ39,000ポイントも獲得できます。
ヒルトンアメックス一般の入会特典
ヒルトンアメックス一般カードの入会時ポイント獲得条件は以下の通りです。
入会後3ヶ月以内30万円以上のカード利用 | 10,000ポイント |
通常利用分 | 6,000ポイント |
合計 | 16,000ポイント |
入会後3ヶ月以内30万円以上のカード利用で、通常利用ポイントと合わせ16,000ポイントも獲得できます。
※入会後3ヶ月以内:カード発行日から3ヶ月後です。正確な発行日はフリーダイヤルの会員デスクに問い合わせで特定できます。
ヒルトンアメックスのデメリット3つ
ヒルトンアメックスカードをもつデメリットを筆者は保有していて感じません。
しかし、以下3つをデメリットと感じる人がいるかもしれません。
❶年会費が高い
年会費は一般カードで16,500円、プレミアムで66,000円と一般的なクレジットカードと比較して安くはありません。
その分ヒルトンアメックスは継続の度に2泊分のヒルトン系列の高級ホテルの無料宿泊特典が得られ、
初年度も入会ボーナスで最大44,000ポイントものポイント獲得が可能です。
❷カードブランドがマイナー
クレジットカード国際ブランドの世界シェアはVISA・Mastercardで80%、残り20%をAMEX・JCB・ダイナース等が占めるので、使える場面は少ないです。
ですが、日本でAMEXはJCB加盟店でも利用できるため、不自由を感じることはほぼありません。
海外だと利用できるシーンが少ない国もあるので、海外旅行の際にはVISA・Mastercard等の王道のクレカを持っておくと安心です。
❸ポイントの汎用性が低い
ヒルトンポイントは、宿泊・マイル等に交換可能ですが、交換レートを考慮するとヒルトンホテルでの使用以外の選択肢ありません。
ポイントをヒルトン系ホテルの無料宿泊に使う際、1ポイント=約1円であっても、マイル交換だと1ポイント=約0.3円と価値が半減します。
その他にも、ギフトカードへの交換も可能です。
ポイント可能なアイテム
- iTunes
- JCBギフトカード
- Apple Store eGift Card
- QUOカード
まとめ|ヒルトンアメックスは年会費以上の価値
ヒルトンアメックスプレミアムカードは、ヒルトン好きの高級ホテルユーザーは持っておくことをおすすめします。
無料宿泊特典・朝食無料・お部屋のグレードアップなど優雅なホテルステイをさらに豊かにしてくれるだけではなく、
ダイヤモンド会員になるハードルも低いため、1度は試しにもっておきたいカードです。
まずは1年利用してみて不要と感じた場合、無理な引き止めもないのでカンタンに解約も可能です。
解約した場合も、貯まっているヒルトンポイントはヒルトン会員でいる限り期限内に利用できるので解約したからと言って損もしません。