ヒルトンダイヤモンド会員になるには3つ｜特典内容とステータスマッチも詳しく解説

無料で入会できるヒルトンオナーズ会員の中でも最上位ランクの「ダイヤモンド会員」になると、ヒルトン宿泊時に優遇・特典があります。

ヒルトンは世界に18ブランド、6,100軒以上のホテルを113か国の拠点で展開しているため、上級会員になることで世界のヒルトンで最高級のVIP待遇が受けられます。

本記事を読むと、「ヒルトンダイヤモンド」ステータスの特典や魅力・会員になるための最適な方法」がわかります。

ヒルトンオナーズ会員ステータス４つ

ヒルトンにはヒルトンオナーズという会員制度があり4つの会員ステータスから構成され、中でも最高ランクなのがダイヤモンド会員です。

会員ランクは基本的にはヒルトン系列ホテルへの宿泊数や滞在により、翌年のステータスが決定します。

〇回滞在、〇泊の違いは、宿泊が連続しているか否かにより異なります。

たとえば、２回滞在とは連続しない宿泊を２回行うことで、２泊とはその名の通り２連続で宿泊することです。

つまり、シルバー会員になるために上記条件を満たすには10泊よりも４回滞在の方がハードルが低いということになります。

会員ランクごとの特典を見てみると恩恵の差は歴然です。

引用：Hilton Honorsの特典と会員ランク

ヒルトンダイヤモンド会員の特典10こ

ダイヤモンド会員になると、以下の特典が受けられます。

ゴールド会員/ダイヤモンド会員それぞれお部屋のアップグレードがありますが、最安値のお部屋を予約した際、スイートルームまでアップグレード特典が利用できるのはダイヤモンド会員のみの特権で、数万円の価値に匹敵します。

 

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❶宿泊時の朝食無料

ヒルトンゴールド会員・ダイヤモンド会員は朝食が2名分無料です。

ホテルにより朝食の料金は変動し1,500円~5,000円と幅がありますが、無料でいただけます。

5,000円×2名分で朝食無料の特典だけでも、1万円相当お得に過ごせるのでメリットが大きいです。

アメリカにおいてのダイヤモンド会員特典は無料朝食ではなく、1人10ドル~25ドルの飲食クレジットとなっているようです。

コンラッド東京の朝食ビュッフェ｜1名\5,000円

❷エグゼクティブラウンジの利用

ヒルトンダイヤモンド会員だけでなくゴールド会員でも朝食は無料ですが、エグゼクティブラウンジ（クラブラウンジ）の利用はダイヤモンド会員の特権です。

 

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エグゼクティブラウンジでは、ティータイムやカクテルタイムなど時間帯により受けられるサービスが異なります。

利用対象者が限られているため、質の高いサービスで、優雅なラグジュアリータイムが過ごせます。

国内ではエグゼクティブラウンジがあるホテルのみで、ウォルドーフ・アストリア・キャノピーは対象外です。

ヒルトン東京お台場のエグゼクティブラウンジは、レインボーブリッジを眺められる最高のロケーションで窘めます。

❸100％ボーナスポイトの獲得

ヒルトンダイヤモンド会員には、獲得したすべてのヒルトンオナーズベースポイントに対して、100%のボーナスが自動的に加算されます。

1ドル＝10ベースポイントに加えプラス100％ポイントが加算され、一気にポイントが貯まります。

詳しいポイントに関しては以下の記事をご覧ください。

❹お部屋のアップグレード

ヒルトンダイヤモンド会員は、チェックイン時のホテルの空室状況により、お部屋の無償アップグレードが受けられます。

アップグレードは宿泊当日の空室状況による為、アップグレードされないこともありますが、誕生日・アニバーサリー・結婚記念日など、特別な日の宿泊時はアップグレードされやすい傾向にあります。

GW・年末年始・連休・イベント開催前後など、ホテルの混雑が予想される時期はあまり期待できないですが、

最安値のお部屋を予約していても、空き次第ではスイートルームにアップグレードされる為、差額数万円分お得に泊まれることになります。

ゴールド会員/ダイヤモンド会員それぞれお部屋のアップグレードがありますが、最安値のお部屋を予約した際、スイートルームまでアップグレード特典が利用できるのはダイヤモンド会員のみの特権で、数万円の価値に匹敵します。

ヒルトン最上級のコンラッド東京のスイートルームは特に上質でオープン価格で泊まるには手が届きにくいですが、そんなお部屋にもダイヤモンド会員なら手が届きます。

❺レイトチェックアウト

ヒルトンダイヤモンド会員はレイトチェックアウトが可能です。

空き状況によるため、繁忙期など100%の保証ではありませんが、基本的にレイトチェックアウトができます。

通常時のチェックアウトは11時or12時ですが、最大16時まで滞在が可能です。

ホテル気分を少しでも長く楽しみたい・ゆっくりお部屋でくつろぎたい方にはありがたいサービスですね。

❻レストラン最大25％割引

ヒルトンダイヤモンド会員は、ヒルトングループのレストラン、バーが25%割引で利用可能になります。

さらに25米ドル（または日本円での相当額）以上のご利用で支払い金額に応じたポイント＋500ヒルトンオナーズポイントを追加で獲得できます。

レストラン割引はすべてのヒルトン内ホテルに適用していません。割引対象外のレストランはこちらから確認できます。

コンラッド東京コラージュにて

❼ホテル独自の特典

ヒルトンダイヤモンド会員はホテルによりウェルカムスイーツなどが提供されます。

公式ページにダイヤモンド会員特典が公開されていますが、ホテル独自でダイヤモンド会員向けにサービスを提供していることがあります。

たとえば、以下のようなサービスです。

このような特典が全て無料で提供されます。

ホテルにより異なるので過度な期待は禁物ですが、1泊5000円から20000円以上お得な恩恵が受けられていることになります。

❽客室補償48時間

ヒルトンダイヤモンド会員は、到着48時間前までの予約で客室が保証されます。

普段は活躍の場が少ないかもしれませんが、繁忙期に客室価格が高騰し空室もないイベント開催時など直前に宿泊することになった場合は便利です。

公式サイト上は満室だったとしても、ダイヤモンド会員のマイページの宿泊予約検索画面で「DIAMOND GUARANTEE」と表示のあるプランが対象です。

❾プレミアムWiFi

ヒルトンダイヤモンド会員は、ゴールド会員以下のスタンダードWi-Fiより高速なプレミアムWi-Fiを利用できます。
それにより以下の利用もストレスなく接続可能

スマホ・タブレット・パソコン等でのインターネット接続が高速で快適になるので、ネットが繋がらないストレスとは無縁に過ごせます。

❿ボーナスポイントプレゼント

ヒルトンダイヤモンド会員は、宿泊時ヒルトンオナーズボーナスポイント付与の特典を受けられます。

内容はホテルブランド種類により異なっています。

ヒルトンダイヤモンド会員になる方法3つ

ヒルトンダイヤモンド会員になるには、３通りあります。

ヒルトンアメックスカードをつくる

ヒルトンがアメックスと提携して発行しているクレジットカード（ヒルトンアメックスプレミアム）を保有し、年間200万円以上カード決済するとダイヤモンド会員が付与されます。

年会費66,000円は安い金額ではありませんが、最高級ステータスである「ダイヤモンド会員の特典」が受けられるのでむしろ村営期分岐点は超えるのも早いです。

ヒルトンアメックスカードの損益分岐点に関してはこちらにまとめています。

ヒルトンアメックスプレミアムの特典でウィークエンド宿泊特典が2泊分（うち1泊は年間300万円決済で付与）あるので、これだけでも年会費はすぐにペイできます。

ウィークエンド宿泊特典は、ヒルトンの中でも最高級ホテルであるROKU KYOTOやコンラッドも対象なので、１泊で15万円以上の価値があります。

ヒルトンをよく宿泊利用したり、ダイヤモンド会員を目指すなら、ヒルトンアメックスプレミアムの保有でかなりお得に利用できます。

カード種類	ヒルトンアメックス	ヒルトンアメックスプレミアム
年会費	16,500円	66,000円
ポイント還元率	2%（ヒルトン利用時3%）	3%（ヒルトン利用時7%）
空港ラウンジ利用	あり	あり
ヒルトン会員ステータス	ゴールド会員	ゴールド会員（カード決済200万超でダイヤモンド）
カード継続特典｜無料宿泊	年150万円利用で翌年１泊無料	無条件1泊（+年300万円利用で翌年もう1泊追加）

ヒルトンホテルへ宿泊する

ヒルトンダイヤモンド会員ステータスになるには、ヒルトン系列のホテルの宿泊を重ねる手段もあります。

条件は以下の通りです。

たとえば、２回滞在とは連続しない宿泊を２回行うことで、２泊とはその名の通り２連続で宿泊することです。

つまりダイヤモンド会員を目指す場合、30泊ではなく21滞在でもいいので、1泊のみの滞在を21回の方がハードルが低いです。

ポイントを貯めて条件クリアはよりハードルが高いですが、ヒルトンへの宿泊でもらえる獲得ベースポイント数でもダイヤモンド会員になれます。

ステータスマッチを行う

ステータスマッチとは、他のホテル上級会員資格がある場合、別グループの会員制度の上級会員資格をより簡単な条件により得られる制度です。

他社ホテルの上級会員の場合、ヒルトンステータスマッチ申請で晴れてゴールド会員資格が付与されれば、90日以内に8泊でゴールド会員を継続、90日以内に14泊すればダイヤモンド会員が付与されます。

通常条件の宿泊実績半分でステータスが得られるので近道になりえるでしょう。

ヒルトンステータスマッチについて

ヒルトンへも他のホテル上級会員資格がある場合、別グループの会員制度の上級会員資格をより簡単な条件により得られるステータスマッチが行えます。

ステータスマッチの流れ

必要資格と提出書類

ヒルトンのステータスマッチでは、申込時点で他のホテルグループの上級会員資格の保有が条件です。

また、申請には証明書のファイルアップロードを行う必要があります。

まだヒルトンアカウントを保有していない場合は、作成する必要があります。

入会金・年会費無料のヒルトンメンバー会員でもステータスマッチできるので、余計な費用負担なく行えます。

ステータスマッチでは過去12ヶ月の滞在実績も提出する必要があるので、クレジットカードの保有やキャンペーンで得た上級会員資格ステータスの場合、実績がないと審査に通らない可能性があります。

審査に落ちるリスクを下げるために、数泊は実績をつくっておくのが安心です。

審査に落ちるケース

審査基準は公開されていませんが、審査に落ちるのは以下のケースがあります。

個人情報の記載もマイナスのため、自宅住所や会員番号などは提出前に予め消しておくのが望ましいです。

審査は海外のヒルトンで実施のため英語での書類が必須です。

ヒルトンステータスマッチできる上級会員４つ

以下ホテルの上級会員からステータスマッチが行えます。

❶マリオットボンヴォイ上級会員

マリオットボンヴォイの上級会員から、ヒルトン・オナーズのゴールドにステータスマッチが可能です。

マリオットボンヴォイアメックスを保有し、年間100万円カード利用すると、マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員になれるので、ヒルトンオナーズにステータスマッチが可能になります。

マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの場合は、無条件でゴールドエリート会員になれます。

❷IHGリワーズクラブの上級会員

インターコンチネンタルホテルズグループ（InterContinental Hotels Group：IHG）の上級会員も申請が可能です。

IHGの上級会員からも、ヒルトン・オナーズのゴールドにステータスマッチが可能です。

ヒルトンのステータスマッチに申し込みができるのはIHG以下対象者です。

入会金・年会費はどちらもかかりません。

引用：IHG One Rewards会員特典

なんと無料宿泊特典の宿泊分も、エリートステータス獲得のための必要宿泊数にカウントされるのが特徴です。

❸ワールドオブハイアット上級会員

ワールドオブハイアット上級会員から、ヒルトン・オナーズのゴールドにステータスマッチが可能です。

引用：ワールドオブハイアット会員特典

❹ベストウェスタン上級会員

ベストウェスタンの上級会員から、ヒルトン・オナーズのゴールドにステータスマッチが可能です。

引用：ベストウェスタン会員プログラム

ヒルトンダイヤモンド会員の永久保持方法２つ

ヒルトンダイヤモンド会員ステータスを永久に維持する方法は以下２つあります。

❶ライフタイムダイヤモンドステータス資格獲得

ヒルトンオナーズダイヤモンド会員を永久に保持する方法はライフタイムダイヤモンドステータスを獲得することです。

ライフタイムダイヤモンドステータスとは、ヒルトンオナーズのステータスのひとつで、永久にダイヤモンド会員ステータスを維持できるステータスです。

要するに、ライフタイムダイヤモンドステータス資格を保有すると、ダイヤモンド会員特典は生涯保持されます。

ライフタイムダイヤモンド資格の獲得条件は下記の通りです。

上記の条件を見てわかる通り、ダイヤモンド会員を保持するためには最低10年かかるということです。

ライフタイムダイヤモンドステータス達成時点でスペシャルプレゼントがもらえるようですが、その他優遇特典はなくあくまでダイヤモンド会員ステータスが保持のみです。

❷ヒルトングランドバケーションエリートプレミア会員取得

ダイヤモンド会員の永久保持は、ヒルトンのタイムシェア（ヒルトングランドバケーション）でエリートプレミア会員になるという方法もあります。

エリートプレミア会員になるためには、34,000クラブポイント分の物件所有が条件で、会員になると自動的にヒルトンオナーズダイヤモンド会員が付与されます。

物件所有をしている限り、永久にダイヤモンド会員資格を保つことができます。

ダイヤモンド会員ステータスの延長

会員ステータスの有効資格は延長が可能です。

対象となるダイヤモンド会員は、理由にかかわらず１度のみ1年間の延長ができますが、条件は以下の通りでかなり厳しめです。

申請は以下公式サイトから可能です。
公式サイト（hiltonhonors.com/diamondstatusextension）

ヒルトン宿泊を25%割引で利用する方法

ヒルトンに少しでも安く宿泊したい場合、ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンに加入することで宿泊・レストランが最大25%割引で利用できます。

ヒルトンアメックスカードとの併用で、通常年会費25,000円→10,000円で加入できるだけではなく、毎年10,000円の割引券がもらえることで年会費が実質無料になります。

メリットを最大限に享受できるので、私はヒルトンアメックスとヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンのW加入です！

ヒルトンに年1回以上宿泊するならヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンに加入しておくことで、宿泊もレストラン利用も一般価格よりだいぶお得に利用が可能です。

ヒルトンダイヤモンド会員｜よくある質問

❶ラウンジ利用時3人目の宿泊者はどうなる？

ヒルトン系列のホテルにより異なります。

ホテルの方針により異なるので、宿泊予定のホテルへの確認が必要です。

❷朝食無料は３人目からはどうなる？

ヒルトンダイヤモンド会員は宿泊時に2名分の朝食が無料になります。

3名以降は通常料金の支払いが必要になりますが、ホテル独自のサービスで3名分が無料になるケースがあります。

たとえばROKU KYOTOの場合、無料朝食2名様分に1名追加した合計3名分（会員および同室に滞在者2名）が無料になります。

❸アーリーチェックインは可能？

午後3時より前のアーリーチェックインは、ヒルトンオナーズ特典では制度化されていません。

アーリーチェックインは確約されていないので、15時より前に必ずチェックインしたい場合はチェックイン希望日の前日より1泊分、宿泊予約することが推奨されています。

ホテルにより、当日の清掃状況次第でアーリーチェックインが有料にて利用は可能であったり、アーリーチェックイン宿泊プランとして予約が可能です。

❹ヒルトンアメックスでダイヤモンド会員への反映はいつ？

ヒルトンアメックスプレミアムカードを保有している場合、年間200万円以上のカード決済でゴールド会員からダイヤモンド会員へ昇格します。

ダイヤモンド会員ステータスは、利用条件達成（年間200万円決済）後、3ヶ月以内に反映されます。

❺ダイヤモンド会員資格はいつまで有効？

付与された会員資格は、会員アカウントに適用された日から365日間有効です。

ゴールド会員資格を付与され、後にダイヤモンド会員資格にアップグレードした場合は有効期限がリセットされ、会員のアカウントにダイヤモンド会員資格が適用された日から365日間有効となります。

ヒルトンアメックスプレミアム経由でダイヤモンド会員が最短ルート

ヒルトンダイヤモンド会員になる最短ルートは、ヒルトンアメックスプレミアムを保有し年間200万円の利用後３ヶ月でダイヤモンド会員資格が付与される方法です。

既に他ホテルでの上級会員を保有している場合は、ステータスマッチの方が最速かもしれませんが、継続的にダイヤモンド会員を保有し続けるのは、ヒルトンアメックスプレミアムの保有・利用が１番コスパ・タイパが良いです。