タイムシェアとは|別荘・ホテルとの違い
ヒルトングランドバケーションズとは
ヒルトンのタイムシェアのコスト2種
ヒルトンタイムシェアのメリット8つ
ヒルトンタイムシェアのデメリット6つ
タイムシェアのリセール
ヒルトンタイムシェアを後悔する人しない人
タイムシェアとは
タイムシェアとは、リゾート物件を1週間単位で購入した所有権利です。バケーション・オーナーシップやホリデー・オーナーシップとも呼ばれています。
タイムシェアと別荘の違い
タイムシェアと別荘の違いは、初期費用が抑えられ、高額費用がかかりません。
ハワイでの別荘購入は、最低数千万円必要ですが、タイムシェアは車1台分の費用で購入が可能です。
別荘は、セキュリティ・修繕・清掃など管理が必要ですが、タイムシェアは、年間管理費用の支払いで、部屋や設備管理をリゾート会社に委託することで、そういった手間が不要です。
タイムシェアとホテルの違い
ハワイには数多くのタイムシェア会社が運営しているのですが、一般的にタイムシェアは一般ホテルの部屋より広く、1LDK / 2LDKの間取りです。
オーブン・食器・ 洗濯機・乾燥機などがすでに備わっている滞在型コンドミニアムタイプのためすぐに不自由なく生活できる環境が整っています。
リビングと寝室がセパレートのスィートタイプの間取りもあり、家族が快適に過ごせる広さもあります。
プールなど共同設備の利用も可能で、グレードが高い部屋も豊富になってきています。
タイムシェアのポイント制とは
タイムシェアは、付与されたポイントでリゾートや部屋タイプへ交換利用することが可能なポイント制度です。
所有している物件に宿泊するだけではなく、次回はポイントで他の物件に泊まることが実現できます。
ヒルトングランドバケーションズでは、系列内のホテルと交換でき、世界中のタイムシェア拠点に交換対象が広がります。
タイムシェアの選び方
タイムシェアの選択は、ライフスタイル・旅行スタイルで自分のニーズを理解し、購入することが望ましいと言われています。
さらに、物件タイプの選択も大事で、旅行スタイルに合わせて以下を考慮の上、選びます。
- 旅行をする時期
- 希望の宿泊場所
具体的には、ヒルトンホテルで毎年夏休みにワイキキに滞在したい場合には、希望の建物・部屋タイプで、プラチナシーズンを購入し固定週を選ぶなどの選択肢だとホテルに滞在するなど。
購入方法2つ
ヒルトンのタイムシェアには、以下2種類の週の選択ができます。
- フィックス(固定週)
- フロート(浮動週)
フィックス|固定週
毎年決まった週に確実に予約が保障されるタイプで、 GWのみ・年末年始のみにしか、休暇が取れない人に最適です。
ハイシーズンにはその分割高にもなりますが、確実に宿泊できる保証があります。
フロート|浮動週
特定の週を指定せず、自由に選択できますがその分希望の週が取れないということも生じます。 そのため、早め予約が大切です。
どちらを選択するかは、各々のライフスタイルにより異なります。
ホテル運営の安心なポイント
タイムシェアはヒルトンホテルが運営しているため、安心・快適な滞在ができ、滞在中もホテルサービスを受けられます。
旅先の不安はコンシェルジュからアドバイスをもらえ、お部屋のアメニティは補充してもらえます。
ハワイのタイムシェアでは、日本語が通じる体制が整っているので海外旅行が不慣れでも安心です。
タイムシェアの良さは、緊急時の対応が整っている点も魅力で、滞在中の部屋の不具合にもお部屋を変更してくれるなどのフレキシブルさも持ち合わせています。
ヒルトングランドバケーションズとは
ヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV)とは、1992年にヒルトン・グループ内で設立したリゾート事業会社という位置づけで、フロリダに本社をおく会社です。
2017年1月に25周年を迎え、ヒルトン・グループから独立しニューヨーク証券取引所へと上場しました。
HGVの事業内容はタイムシェアリゾートの開発・お部屋の販売及び運営を行っています。
タイムシェアリゾートの展開場所はハワイ・フロリダ・ニューヨーク・日本など、世界の主要都市が中心で、2023年8月現在世界に520,000人のHGVオーナーおり、そのうち70,000組が日本人オーナーです。
タイムシェアは不動産登記されているため、物件をご家族に相続すできる利点もあります。
ヒルトンホテルとの違い
HGVのタイムシェアはヒルトンホテルが運営するホテルのお部屋とは別物で、お部屋・システムも異なります。
タイムシェアは1年を52週の分けて、1週間分を所有する不動産所有権を利用した共有性リゾートクラブですが、ヒルトンホテルにはこのシステムがありません。
ヒルトンホテルのお部屋はコンパクトな「ホテル・ルーム」なのに対し、タイムシェアのお部屋はホテルと比較し「広々とした間取り」です。リビングとキッチン付きなのもタイムシェアならではの特徴で、1LDKと2LDKが主流です。
ヒルトンオナーズのメリット3つ
ヒルトンホテルとHGVCは、ポイントの交換が可能でHGVCはヒルトンオナーズ会員ステータスが付与されるというメリットがあります。
それにより受けられるメリットは以下3つです。
- HGVのオーナーはHGVポイントをヒルトンホテル(ヒルトンオナーズ )のポイントへの変換が可能
- HGVのオーナーは自動的にヒルトン・オナーズシルバー会員が付与
- HGVのエリート会員は、ヒルトン・オナーズステータスもゴールド会員もしくはダイヤモンド会員が付与
ヒルトンタイムシェアとは
タイムシェアとは、1物件を複数オーナーで所有するシステムで、会員権とは異なりタイムシェアでは「所有者」として登記され、正式な所有者で「オーナー」と呼ばれます。
ヒルトングランドバケーションズのタイムシェアでは、キッチンや洗濯機・家電・食器などの生活設備が整った宿泊施設(=コンドミニアム)で区分所有の部屋を52口(52週/年)で共同所有します。
1年に1週間単位で購入する不動産所有権を所有し、年間の管理費支払いでオーナーとして毎年1週間を永続的に利用可能です。
ただ、現物資産はとしては所有せず不動産登記され、所有権を保有することになりますが、「財産」ではなく「負債」であり資産価値ないと捉える所有者もいます。
クラブポイントが1年 or 2年に1度付与され、オーナーはポイントを使用し、自分の好きな時期に部屋を予約するシステムです。
自分が権利を持つ部屋のみに滞在するのではなく、ポイント数に応じて好きな部屋に泊まれまるのも嬉しいポイントです。
ヒルトンのタイムシェアを購入して10年位 部屋も2LDKで広くて綺麗で便利なのでフル活用
毎年ハワイに来る人はタイムシェアが絶対お得です
オアフ島に新しく建った グランドアイランダーに初めて宿泊しています#ヒルトンハワイアンビレッジ#ヒルトンタイムシェア#ハワイ #ホノルル pic.twitter.com/4QbXDOnqwZ
— NISHI (@chintarou_nishi) February 5, 2019
豪華なお部屋にリーズナブルに滞在できる
ヒルトンのタイムシェアは、1つの部屋の利用期間を年間52週に分け、その1/52の権利を所有しています。
つまり、あらかじめ決められた曜日から7泊は、別の部屋タイプや他のリゾートを所有されているメンバーよりも、優先的に、しかも無料で予約が可能となる仕組みです。
1つの部屋を52分割して所有するしくみのため、価格ももちろん52分割されます。
1人では購入が難しいリゾート地のコンドミニアムを1週間だけなど短期間の所有もできます。
リーズナブルに海外に別荘を所有できる感覚です。
ポイントの汎用性が高い
ヒルトンのタイムシェアは、購入した物件に対してポイントが付与されます。
このポイントを遣い、購入した部屋以外の物件にも宿泊することができます。(ヒルトン・グランド・バケーションズの部屋予約)
自分の購入物件とその期間内であれば、ホームウィーク予約扱いで1年前から予約開始が可能ですが、9ヶ月前からはクラブ予約と呼ばれる購入部屋以外の物件予約も可能になります。(※一部物件は対象外)
本当は別物件が欲しかったけど、高くて買えないという場合も、翌年ポイントの前借り・繰越が可能なため、2年分のポイントを合算してグレードの高い部屋に泊まることも可能です。
ヒルトンのタイムシェア用コンドミニアムはホノルルだけではなく、その他各国に用意されています。
- ハワイ島
- ラスベガス
- フロリダ
- メキシコ
- ポルトガル
日本国内にもポイント利用で宿泊可能なリゾートホテルがあります。
また、国内ヒルトン系列ホテルに泊まりたい際は、ヒルトンオナーズポイントに交換をすればポイント利用で宿泊することも可能です。
仕事の都合などなかなか海外に渡航できない際もポイントを無駄にしなくて良いのも魅力的です。
宿泊先はHGVCのグランドアイランダー3泊、ロイヤルハワイアン1泊、モアナサーフライダー2泊、シェラトンワイキキ2泊。
それぞれ一長一短ありますが最高のステイでした✨✨✨✨ pic.twitter.com/6gkVj5MhJm— mash (@matthewreapp) September 19, 2021
タイムシェアのコスト2種
タイムシェアのコストは大きく分けて初期費用・管理費の2つに分類できます。
初期費用
ヒルトンタイムシェアのイニシャルコストは、お部屋の購入費で、部屋の広さ・景観により異なります。
具体的には、ヒルトン・ハワイアンビレッジのグランドアイランダーのマウンテンビュー(1ベッドルーム)だと約3万〜6万ドルです。
さらに広い2ベッドルームのオーシャンビューだと6万〜12万ドルです。
※隔年でコストに差が生じます
管理費
ヒルトングランドバケーションズの管理費は、管理会社から提出された予算をホームオーナーズ協会の理事会が承認することで決定し、
その年の事業計画や前年の経費の実績をもとに、費用は毎年見直されます。
ホームオーナーズ協会はマンション管理組合のような類で、役員は各施設のメンバーの投票により決定し、管理費支払い期日は毎年1月1日です。
管理費の支払い方法
翌年の管理費請求額が確定後、所有の施設オーナーあてに請求明細書が郵送され、支払い期限内にオンライン/電話で支払い手続きを行います。
請求書は確定次第クラブサイトでも確認できます。
注意ポイント
支払いは自動引き落としではありません。
支払いの選択肢としてフライワイヤー(Flywire)利用支払い方法が追加になりました。
Flywireは銀行振込み/クレジットカード決済を選択することができ、アメリカ国内のリゾートの管理費は通常米ドル建てですが、Flywireを利用すると居住国の通貨(日本円)で支払いを完了でき、以下のメリットがあります。
- 銀行振込みを選択した場合は海外送金による振込手数料の軽減
- クレジットカードを選択した場合は日本円での支払額がすぐにわかる
管理費内訳
管理費は、リゾートの管理、運営の他建物の維持・修繕などに使用され、内訳は以下の通りです。
運営費(Operating Fee) | 建物の定期的修繕/メンテナンス、管理、事務、光熱費、警備、財産保険、清掃、レクリエーション設備、庭園整備など、リゾートの運営に使用 |
予備費・修繕積立金(Reserve Fee) | リゾートの家具、塗装、屋根などの補修や購入が必要になったときのための費用 |
固定資産税(Real Estate TAX) | リゾート所在地の郡により不動産に課せられる税金 |
クラブ年会費(Club Due) | HGVCメンバーシップ・プログラムの年会費 |
登録手数料(Activation) | HGVCに登録されるメンバーシップ権益ごとにかかる費用 |
米国リゾート開発協会への寄付(ARDA ROC) | 米国リゾート開発協会(ARDA)はバケーション・メンバーシップ業界の事業者団体で、メンバーシップに関する地域、州および連邦政府の法令についての啓蒙活動を行い、特に税制面で顕著な成果を上げています。これはその米国リゾート開発協会を支援するための任意の寄付金($5)です。寄付を希望されない方は、請求明細書の総額から寄付金を差し引いてお支払いください。 |
ハワイ州一般消費税(Hawaii GE TAX) | ハワイのメンバーシップにのみ適用される税金で、ハワイ州での企業活動に課せられる |
ランニングコストは、お部屋の広さにより異なり、1ベッドルームは年間約1,500ドル、2ベッドルームは年間約2,000ドルです。
権利により異なる支払い義務
権利は以下2種類あり、利用頻度により選択が可能です。
- 毎年
- 隔年
隔年権利の場合、1年おきに1週間という利用頻度になりますが、ランニングコストも隔年で済みますが、権利を保有している以上、永続的に発生する費用になります。
注意ポイント
ランニングコストは物価水準などにより変動します。
また、管理費の中には災害や緊急時の場合の費用の備えである緊急用資金も含まれています。
以下の権利2種類により管理費の支払い義務も異なります。
- 毎年利用権利:管理費は毎年支払い
- 隔年利用権利:ポイント付与の年のみ支払い
管理費はどちらも毎年12月31日までに支払う必要があります。
クラブ会費|年会費
クラブ会費は毎年発生する費用で、2023年は$234(日本円で34,357円)で、内訳は以下の通りです。
- プログラムの運営および管理
- 多言語による予約受け付け等のサービスを提供するスタッフの人件費
- 通信費
- クラブウェブサイト
- ニュースレター
- 法律・会計に関するサービス等
ポイント
2022年の年会費は$227でした。近年は年間3%物価上昇傾向にあり、契約書に記載の通り予告なく変更されることがあります。
クラブ年会費は1口座に対し支払う必要があるため、タイムシェアの所有数に関わらず、年会費は変わりません。
具体的には、個人で1つタイムシェアを所有し、自身の会社(法人)で別にタイムシェアを所有している場合、年会費はそれぞれに対して支払い義務があります。
ヒルトンタイムシェアのメリット8つ
- 部屋が広い
- 長期的にみると安い
- リーズナブルに所有できる
- 為替ヘッジをかけられる
- 価値が高まるケースあり
- 相続できる資産
- ヒルトンブランド内の相互利用
- ヒルトンホテルの施設が利用できる
❶部屋が広い
ヒルトングランドバケーションの部屋は広く、2ベッドルームの広さは80㎡〜120㎡。1ベッドルームでも50㎡〜80㎡もあります。
コンラッド東京でたとえると○○のお部屋と同等の広さです(画像挿入)
キッチンには電子レンジ・冷蔵庫・食器が完備なので、すぐに自炊を始めることも可能な点も魅力です。
他にも洗濯機・乾燥機も設置されているので、洗濯もランドリーを利用する必要がなく生活に不便を感じません。
お部屋に入るとすぐに暮らせる充実した環境が整っています。
グランドアイランダーbyヒルトンの部屋。小さな子連れはキッチン付きが気楽。今回は、友人家族がここのタイムシェアを持っていて、合流したので一緒のところにしました。木のキッチンカウンターが素敵.... pic.twitter.com/9HmYxQC2OY
— Yuko (@AcademicYuko) April 4, 2019
今回お世話になるタイムシェアは…💦✨
THE BAY CLUB by HGVC妻と2人…広すぎて妻がどこに居るか分からん…💦🤣 pic.twitter.com/7VXOCaaOwT
— ムロマル (@GT66754989) October 7, 2023
❷長期的にみると安い
ヒルトンタイムシェアは長期的みると割安なコストでヒルトンブランドのお部屋を利用できることができます。
長期的に活用できたら所有権は相続することも可能なので、自分だけでなく家族・子供も一緒に楽しむことも魅力です。
ヒルトンのタイムシェア、本格的に使い始めたのが2015年から。初期費用があるので今の所1泊あたりにかかるコストはホテルの方が安いけど10年後くらいにはタイムシェアのが安くなる計算!
— 出不精夫婦 (@debushofufu) September 25, 2018
❸リーズナブルに所有できる
リゾート地でコンドミニアムを購入すると価格が高いだけではなく、維持費として修繕費・光熱費・固定資産税などの費用と手間がかかります。
タイムシェアの場合、1週間単位に分割することでコストを抑える事ができ、維持管理も含めクオリティの高いサポートが受けられます。
1人では購入が難しい人気リゾート地のコンドミニアムも、複数人で所有することで手軽に購入できるというメリットがあります。
ヒルトン沖縄瀬底にチェックイン。こちらはタイムシェア棟になります。なかなか予約が取れないですが、毎日予約サイトを覗きなんとか取れたこのお部屋はスタジオタイプ。洗濯機は無いけどミニキッチンは付いてます♪
今日から3泊お世話になります😆#ザビーチリゾート瀬底ヒルトンクラブ#タイムシェア pic.twitter.com/oqK8FfdcMV— はなりん (@usakumahana1210) August 26, 2023
❹為替ヘッジをかけられる
ヒルトンタイムシェアはドル建て決済のため、為替変動リスクにより円安になれば日本人オーナーの負担は増幅します。
円の価値が高い時期に購入し円安振れれば、HGVCを購入しておいて良かったとなり、逆に円高に振れると逆に損をしてしまう可能性もあります。
為替変動リスク(円安に傾いた場合)から資産を守るメリットがHGVCにはあります。
HGVCだけでなく、為替リスクは外貨預金・外貨建て保険などでも起こりうるリスクであり恩恵です。
❺価値が高まるケースあり
タイムシェアで購入した物件の売却が進み、部屋残数がすくなくなるにしたがって値段は高騰していきます。
物価上昇も相まって、300万円の購入物件と同物件を10年後に購入時には500万円になることもあり、そういった場合は資産価値が上がると言われています。
❻相続できる資産
タイムシェアは、不動産同様に土地・建物を州政府に登記し権利書発行後、永代所有できます。
相続や譲渡が可能で、ホテル宿泊では資産は残りませんが、タイムシェアなら子ども・孫にタイムシェアの権利を継承できます。
❼ヒルトンブランド内の相互利用
ヒルトンタイムシェアは、ヒルトングランドバケーションズの世界各地リゾートと相互利用することもできます。
つまり、ハワイのタイムシェアを購入したとしても、国内のリゾートで権利を活用できることが可能です。
❽ヒルトンホテルの施設が利用できる
ヒルトンタイムシェアは、ヒルトンホテルの施設やアメニティを利用できる場合があります。
たとえば、ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブの場合、ヒルトン小田原リゾート&スパの以下施設が利用可能です。
- 天然温泉
- リラクゼーションスパ
- パターゴルフ
- 25mスイミングプール、レジャープール、ジャクジー
- フィットネスセンター
- トレッキング用遊歩道
- アリーナ(卓球・バドミントン)
- ボウリング場
- 屋内外テニスコート
- レストラン
- バー・ラウンジ
他にも、ランドリー施設は、24時間いつでも利用可能で、コテージに備え付けの洗剤を使えるので、ホテルより充実した滞在ができるでしょう。
ヒルトンタイムシェアのデメリット6つ
- 初期費用・維持費が必要
- リゾート好き以外は微妙
- 売却しにくい
- ヒルトンブランド利用ばかりに偏りがでる
- 予約が取りづらい
- 不動産としての価値が低い
❶初期費用・維持費が必要
ヒルトンタイムシェアは初期費用に200~300万円程、希望内容により500万円~800万円程必要です。
初期費用の名目とは少し異なり、実際はこれから先の宿泊費を前払いするイメージです。
とはいえ、別荘・セカンドハウス購入費用と比べるとずいぶんリーズナブルです。
❷リゾート好き以外は微妙
HGVCは、ハワイなどの王道なリゾート地に展開しています。
要するに、リゾート地への旅行好きでなければ恩恵がありません。
❸売却しにくい
マンションの区分所有権であれば、地価動向により駅近などの場合買値より高く売却できる傾向にあります。
しかし、ヒルトンタイムシェアの場合は流動性・換金性は乏しく、リセール市場があれど購入資金の25%~50%前後で売却できればいいほうと見られています。
要するに、購入時には熟考し慎重に購入に至る必要があります。
ハワイのヒルトンでタイムシェアの話を聞いてきた。年間のうち1週間部屋を使う権利を、300万くらいで買う感じ。部屋はすごく豪華だった。よく聞こえたけど、リセールで数十万で取引されてるのを見ると、売りにくいんだろうなと思うわ。管理費高いし。 #タイムシェア #ハワイ
— maxcandy416 (@maxcandy416) September 17, 2016
❹ヒルトンブランド利用ばかりに偏りが出る
ヒルトングランドバケーションだけに限った話ではありませんが、タイムシェアしかり、サービスに課金すると利用に偏りがでます。
ヒルトンも好きだけど、ハイアットやマリオット・IHGも利用していきたい!そういう方には適していないかもしれません。
以下、引用ツイート👇
伊丹空港で #ヒルトン ハワイのタイムシェアを紹介されたけどマリオット系列も好きだし毎回ヒルトンも嫌だから断った。3泊の宿泊券くれるらしいけど恐らく一番安いタパタワーの部屋だろうね。泊まった事あるけど泊まる価値ないと思った😂
ヒルトンハワイアンビレッジは雰囲気も良くて好きだけど👍 pic.twitter.com/JuzsM2irFw— FP2級学科も合格したい! (@LINK___17) September 21, 2019
ヒルトンがとにかく大好きで、ヒルトンばかりに偏りができても構わないよ!という方には気にならないデメリットです。
❺予約が取りづらい
購入時、滞在する週が変動する「フロート(浮動週)」を選択した場合、夏休み・年末年始などハイシーズンは、予約が希望通り取れないことも考えられます。
また、ヒルトンタイムシェアの中でもハワイのオアフ島は特に人気が高く、日本人をはじめとするアジア人・欧米人にも人気があるため予約が取りづらいです。
タイムシェアの予約は1年前から開始されますが、オアフ島はあっという間に予約が埋まると言われているので、希望する場合は1年前~半年前には予約を完了されることを推奨します。
❻不動産としての価値が低い
タイムシェアは所有者から子どもや孫への相続ができることが魅力のひとつですが、不動産としての価値が低いです。
本来購入価格を保てたまま相続できなら良いですが、25%~50%前後で売却できればいいほうと言われているように不動産価値が下がります。
購入したタイムシェアの地域に子どもや孫が毎年行くとは限りませんし、売却値が低いばかりか相続されても高額な管理費支払いも継承されるため負担になる場合もあります。
タイムシェア注意点
2か月前から予約変更不可
ヒルトンタイムシェアは2ヶ月前から予約の変更が不可です。
予約を変更したい場合は2か月より前に変更しておきましょう。
この後のハワイはHGVで予約すみ。日程変更したくて、アプリからもPCからもできなくて、仕方なく電話したら、「2ヶ月前から変更できません」と回答が。変更するにはキャンセルして予約取り直して手数料を払うしかないらしい。🥶予約をお持ちの方お気をつけください。
— haru.ru.55🌴🌺 (@55_haruru) July 11, 2023
リセール市場での売買
リセールとは
タイムシェアのリセールタイムシェアのリセールは、開発会社から購入するのではなく、タイムシェア所有者であるオーナーから中古物件を直接購入することです。
ヒルトンタイムシェアのリセール
ヒルトンタイムシェアはリセール市場でも売買ができ、売却価格は正規ルートであるヒルトンから直接購入するより25%~50%程度で済みます。
リセールが安い理由
正規販売価格と比較すると、購入金額は半額~2/3程安くなっており、その理由は需要・供給関係で価格が決定するからです。同条件物件の販売中物件が多い程、価格が下がり、需要が多い場合は価格は上がります。
売却価格は売主が設定しており、売主がすぐに売りたい場合は低価格設定されており、高価格で売却したい場合は高い水準で設定されている傾向で、同条件でも価格にばらつきが生じます。
どちらにせよ、お得に買いたいのであれば、リセール市場なら正規の費用の50~75%オフで買えることになります
リセールのデメリット4つ
リセ―ルで購入する場合、デメリットが4点あります。
- エリート資格資格がない
- 担当者がつかない
- 当日アップグレードがない
- 買換えアップグレードができない
エリート会員資格がない
HGVの上級会員プログラムには以下3段階あり、ランクに応じた特典が受けられるしくみになっていますがリセール購入の場合は特典が受けられません。
- エリート
- エリートプラス
- エリートプレミア
担当者がつかない
大きなデメリットではありませんが、リセール経由で購入した場合、直購入した場合の担当者がつきません。
初めてのタイムシェアなら、何かわからないことがあれば担当者に問い合わせできることや、聞きたいことを直接担当者に聞けないという不安は生じる可能性があります。
当日アップグレードがない
当日アップグレードとは、予約したお部屋よりグレードの高いお部屋に空きがあった場合、アップグレードしてもらえる特典です。
正規ルートで購入した場合はこの恩恵を受けられますが、リセールの場合はこの恩恵を受けられません。
部屋の買い替えが不可
リセール購入の場合、お部屋の買い替えができません。
1ベッドルームを保有していて、子供が大きくなってきたタイミングで2ベッドルームに買い替えたり、よち眺望のいい上層階に買い替えることがヒルトン正規購入なら可能ですが、リセールでは不可能になります。
さらに、ヒルトン正規ルート購入ならボーナスポイントが付与されます。
お部屋により差はあれど、購入金額の30%の価値があるポイントをもらえます。
その他の特典を加味すると、正規ルート購入だと30~40%の実質値下げで販売されるのが実態といえるでしょう。
上記を考慮すると、リセールで50%オフで購入してもメリットを天秤にかけると迷いがでるでしょう。
こういった背景から、正規ルートからの購入の方が安心感も強いですしおすすめです。
ヒルトンのタイムシェアでホノルルの物件買う人多いけど、手放しやすいから買うんかな?それとも、実際に買った部屋に泊まりに行くから?
タイムシェアの説明会行った時、違う国だけど同じポイント数で物件価格100万ほど安くて管理費も安いとこ紹介してもらったけど。— TkP (@0801fx0301) June 21, 2020
ヒルトンのタイムシェアを所有すると、1ヶ月未満の空き部屋はポイントを利用しなくても現金で安く泊まれます。リタイヤした人、休みが繁忙期以外に取れる人にはとてもお得なシステムです。航空会社にお勤めの人たちは良くこの制度を活用しています。
— くじら倶楽部ハワイタイムシェアNo.1 (@KujiraClub) May 24, 2011
ヒルトンタイムシェアを後悔する人しない人
自分がオーナーになることが向いているのか・向いていないのか熟考する必要があります。
ヒルトンタイムシェアの利用で後悔する人・しない人の特徴をみてみましょう。
ヒルトンタイムシェア|後悔しない人
- 時間や場所に囚われず自由に旅行できる人
- 1回の海外旅行で7泊以上滞在する人
- 旅行中も自炊したい人・自宅のように過ごしたい人
- お金のコントロールが得意な人
- ホテル宿泊費に年間30万円以上遣う人
旅先もホテルで過ごす時間が多い・ホカンスを堪能したい・部屋の内容を重視する人には満足度が高いと言えます。
具体的には、1泊につき4万円前後の客室利用をするのであれば、タイムシェアを購入・利用する事で、圧倒的にお得です。
ヒルトンタイムシェア|失敗する人
- 旅行中の宿泊部屋にこだわらない人
- 旅行期間が2~3泊と短期滞在が多い人
- 自由に休暇を作れず、海外旅行は年末年始などのハイシーズンに限られる人
- 旅先の宿泊にキッチン設備など不要な人
- 細かく損得勘定が働きがちな人
ヒルトンだけに限った話ではありませんが、タイムシェアを利用する以上、為替リスクやランニングコストなど主に費用面でのデメリットは発生します。
ヒルトンタイムシェアの場合は、ホームウィークとして購入基本単位が7泊のため、短期旅行しかしない人には不向きです。
ポイント利用で行うクラブ予約方法であれば、連続7泊でなく分割予約も可能ですが、都度手数料が発生するため得策とは言い難いです。
まとめ
ヒルトンに限らずタイムシェアは、後悔する人・後悔せず満足度が高い人がおり、一概にいい悪いの判断はできません。
ただ、後悔しないためには直購入なのかリセールなのか、どこの建物にするのか・間取りは?・頻度は毎年?など、事前下調べと自分にあっているかの見極めが重要項目といえるでしょう。